やる気の問題その3
昨日の続きである。
星野さんというリゾート再生家と言われる人の話である。
彼は、アメリカで経営を学び、家業を継いだ。家業は旅館である。
そこで、トップダウンの経営をしたが、どんどん社員が辞めていって、ひどい目にあったという話である。
そして、今の経営スタイルが生まれ、数々のリゾートを再生できるようになったという、NHKの番組で紹介していた話である。
ここで、ボトムアップのほうがいいという、あるアメリカの実験の話をひとつ。
詳細は忘れたが、アメリカで、複数の人間が作業をする場合に、どうすればいいかの実験が行われた。その実験の目的は、「やる気」が目的か「作業効率」が目的か、忘れたが、お許し下さい。
まず、実験は複数の若者で行われ、ふたつのグループに分けた。そして、野球などの2グループが競い合うスポーツを行わせ、その際、相手の悪口を言うようにという指示をした。そうすると、言うわ言うわ。悪口を。そうすると、確かにお互いのグループどうしの間では仲が悪いが、グループ内ではチームワークがいい様に見えた。
そこで、次に、そのチーム同士、物を運ぶ作業を競わせた。汽車などの通る線路に昔運搬で使われていたトロッコなどで運搬する作業だ。最初、確かに競わせたらやる気はあるし、ある程度の作業効率もあったが、やがて、お互い協力し合ってやったほうが、多くの量を運べると言い出し、協力して運ぶようになった。そうすると、競い合っていた時よりも、より、多くの物を作業効率よく運べるようになったという。そしてなによりも、メンバーひとりひとりのやる気ややりがいが高揚し、活き活きしているという。
この番組においても、最初否定的・変革の難しさを強調し、意見も分からない・出てこないと言っていた社員たちが、やがて、議論・討論を重ねるうちに、どんどん意見を言うようになり、活き活きとしだしたことが、非常に印象に残っている。そんなにも、短時間で、人は変われるものなのか。それも、集団ごと。
アメリカにおいても、日本においても、この実験で必要性が訴えられた「協力関係」は重視されず、競争や報酬でやる気を起こすことが中心として動いている。しかし、本当にすばらしい実績をあげている企業では、協力関係重視で効率的になっているような気がする。
教育に力を入れている大企業や中堅企業は、必ずグループ討議形式の教育を入れているはずだ。TQCや、ISOにおいても、全員の意識改革は行われている。教育をやっていないところは・・・やっていない。
NHKの番組での不足していると思う点の指摘は、今日はできませんでした。
Posted by hayamaruroumu at 08:00
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